虹への想い2005

2003.11.16    陸橋ポイント


EOS-3 EF100-400 F4.5-5.6L IS USM x2Extender 絞り優先F11 E100VS
2003/11 羽田空港 陸橋ポイント

現在羽田空港では東ターミナルの新築工事がすすめられています。それに伴い一昨年突如登場した陸橋ポイント。それまでC滑走路の撮影は、駐車場棟の屋上が最も近い撮影ポイントだっただけに、このポイントの登場は新鮮、かつ衝撃的でした。
C滑走路のほぼ真横から離着陸の一部始終を撮影できる、羽田空港の撮影ポイントとしては唯一自慢できるポイントで、私にとっては34Rからの離陸時には、Rainbow777の左側を午後順光で思いっきり撮影できるポイントでした。
その陸橋ポイント、東ターミナルの工事の進捗に伴い間もなく終焉の時を迎えようとしています。どうやら年内いっぱいで道路の付け替えがあるようで、間もなくここからの撮影は出来なくなってしまうのがとても残念でなりません。夏場の16L使用時には右側での着陸になってしまうので、どうしても城南島へ行ってしまいますが、冬場34R使用時の澄んだ青空の下での撮影はいつも心躍るものがありました。機体全体から、一部アップ、そして流し撮りといった飛行機撮影のすべてが実践できるこの場所は、撮影の勉強になったところでもあります。新しいレンズを買った時や、節目の撮影の時はいつもここに足を運んだものです。ターミナルからは歩いて15分くらいかかりますが、その道のりのさなかでだんだんテンションが上がってきて、最後の坂道を上がって陸橋の頂上についた時、胸躍りながらカメラの準備をする、そんな想いでの撮影をあと何回することができるのでしょうか。
このポイントが無くなる前に、どうしてもここで撮っておきたいRainbow777が2つあります。1つはこんなカット。先日行った時Rainbow777を待っている間に半分遊びで撮影したものなのですが、出来上がってみるとなかなかいい雰囲気。ズームレンズの35mm域です。いつも望遠で少しでも機体に近づきたいとの思いで撮影していましたが、こうした目に見えるままの写真というのもなかなかいいものです。
今日(11月16日)は夕べからの雨が上がって朝から絶好の青空だったのでチャンスと思い、ATISを聞いてみると22。また先にお預けです。
もう1つはここからの朝焼けのRainbow777。去年の冬至の頃から撮りたいと思っていたのですが、行こうと思っていると、天気が曇りだったり、寝坊してしまった時に限っていい天気だったりして、「また来年にすればいいや」と楽観視していたところ、4月からのダイヤ変更で Rainbow777の朝1番の便はそれまでの朝7時前から7時35分発と遅くなってしまい、はたしてその頃まで朝焼けは続いているのかちょっと心配です。去年、もう少し気合い入れで撮っておけばよかったです。
上の写真は10月に陸橋ポイントで撮影したものです。この日は政府専用機の離陸とRainbow777の離陸が同じ時間帯で、この機体は政府専用機の直前の離陸で、ランウェイエンドからかなり手前で離陸したためいつもより遅めのエアボーンとなりいつもと違った写真になりました。

 

2003.10.14    開設1周年\(^o^)/


EOS-3 EF100-400 F4.5-5.6L IS USM 絞り優先F8 E100VS
2003/10 新千歳空港 生コンポイント

お陰様で「at Runway 〜虹を追いかけて〜」は1周年を迎えることができました。先日の10000カウントに引き続いての、めでたいこと続きに私自身嬉しく思うとともに、あらためてページを見て下さった方々にお礼申し上げます。
本来なら、1周年記念にページのリニューアルといきたいところなのですが、なにぶん不精者なのといいアイディアが浮かびませんのでそちらはまたのお楽しみということでご勘弁を(^^;
カメラを買って飛行機の写真を撮りだしてから2年ちょっと。そしてホームページを開設して1年。この1年間とホームページを開設するまでの1年を比べてみると、それまでは自己満足の写真ばかり撮っていましたが、ホームページを開設してからは他人の目を意識して写真を撮るようなったような気がします。それゆえに余計な力が入って失敗することも増えましたが・・・。そして、このページを通じて多くの方とお知り合いになることができ、いろんなお話を聞いて刺激を受けたり、一緒に撮影して楽しい時を過ごすことができたりと撮影の新たな楽しみを見つけることができました。この「出会い」はいつまでも大切にしたいと思っています。皆さんからのメッセージと、日々増えていくカウンターの数字を励みに今後とも、「虹を追いかけて」行こうと思っています。

JJ本格統合を来年に控え、Rainbow777の塗り替えもそれほど遠くない頃に始まるでしょう。以前BBSにも書きましたが、覚悟ができている反面、「残る」と信じている部分もあります。でも結果がどちらになろうとも決めていることが一つあります。新塗装になろうともRainbow777の7機のBoeing777-200を追いかけ続けてあげようと。7機のRainbow777達が私に写真の楽しさを教えてくれ、多くの素晴らしい出会いを与えてくれたのだから。

来年の2周年の頃にも今と同じ気持ちで虹を追いかけられますように・・・。

 

2003.9.23    鹿児島遠征


EOS-3 EF400 F5.6L USM x2Extender 絞り優先F11 E100VS 三脚
2003/9 鹿児島空港 展望デッキ

多くの方々が素晴らしいロケーションと絶賛する鹿児島空港。出張で一度利用した時、目の前に広がる光景に「Rainbow777が来ているのなら是非撮影に来てみたい」と思っていたところ、今年の4月からRainbow777が就航し始めました。
「これは行かねば」と思いつつ時刻表を見ると1日3便。羽田や伊丹ではその何倍以上も就航しているうえに、東京から行くには運賃も結構高いしとしばらく躊躇していましたが、鹿児島ベースのボンさんのお誘いとバースデー割引が私の背中を押してくれて、ついに先日鹿児島遠征に行って来ました。
遠征の少し前あたりから台風が九州地方に接近していてやきもきさせられましたが、出発前に通過してくれて一安心。2日間の遠征のうち1日は機材変更で1便減便となっていましたが、羽田からRainbow777に乗って鹿児島へ飛び立ちました。
東京−鹿児島はRainbow777の最長距離路線。旧レインボーシートの窓側が運良く取れ1時間40分のRainbow777の旅です。ポケットビジョンの画面に初めて見る「◇鹿児島」の文字。今まで通ったことのないルートを通って鹿児島へ飛んでいきます。潮岬、足摺岬を過ぎ、やがて宮崎が見え始める頃、ディセンド開始。しばらくして眼下に鹿児島の風景が近づき始め、やがてRainbow777は鹿児島空港RW34に滑り込みました。
預けた荷物を受け取った後、展望デッキへ。晴れてはいるもののあいにく視程が悪く霧島連峰は望めませんでしたが、羽田や伊丹とは違ったのどかな光景が目の前に広がっていました。その後ボンさんに外周のポイントをいろいろ案内して頂きましたが、どこも滑走路との距離が近く最近あまり出番の無かったEF70-200 F4Lが大活躍。この距離感を味わってしまったら羽田で撮影するのに気が引けてしまうくらいです。そしてまわりには霧島連峰をはじめ、多くの山々と都会では見られない田園風景。絶賛される理由がよーくわかりました。
またトラフィックの多さにも驚きです。ワイドボディ、ナローボディ、ターボプロップから自家用機までいろんな飛行機が飛んできます。なかでもYS−11が当たり前のように飛んで来て、先日の北海道でのフィナーレとは対照的に悲壮感を漂わすことなく平然と空港の風景に溶けこんでいました。この当たり前の風景にカウントダウンが始まってしまっているのが残念です。
鹿児島での2日間、Rainbow777の撮影機会は9回でしたが使ったフィルムは15本。今回の更新で「2003Summer Kagoshima」をアップしましたが写真選びに困るくらいの充実した2日間の遠征となりました。でも鹿児島空港はたった2日間で満足できる空港ではありません。次回への宿題をたくさん頂きました。この授かった宿題をやり遂げるために是非また行きたいと思っています。
最後になりましたが、2日間ともおつきあい頂き、ご案内頂いたボンさんにこの場をお借りしてあらためてお礼申し上げます。また、1日目にご一緒させて頂いた、ほっとまんさんねこにゃんさんご夫妻、小梅さん、お陰様で撮影以外にも楽しいひとときを過ごさせて頂きありがとうございました。
東京に戻って また始まってしまった日常、そんな日々の中あの2日間のことを思うと今でも鹿児島の風と風景が心の中によみがえってくる今日この頃です。

 

2003.8.30    Monochrome Rainbow


EOS-3 EF100-400 F4.5-5.6L IS USM 絞り優先F8 400TMY
2003/8 伊丹空港 ラ・ソーラ

03年8月、伊丹遠征の2日目の晩。翌日の天気予報は雨。ISO400のフィルムを買いにヨドバシ梅田に向かいました。
いつも使ってるコダックのリバーサルフィルムは、ISO400のフィルムの出来があまりよくないのでフジのTREBI400を買った後、 しばらくフィルム売場をのぞいていたら、目に止まったのがモノクロフィルム。初めのうちは「モノクロはカラーに比べて安いなー」程度にしか思っていませんでしたが、ふと「明日は雨でカラーじゃ綺麗に写らないので、モノクロのRainbow777も面白いかも・・・」と思い、以前「粒状性がいい」と耳にしていたコダックのTMAX4003本パックを買いました。
翌日は予報通り朝から雨。ラ・ソーラに着いてみたら、傘をさしても濡れるくらいの結構な降りで、早速EOS55にモノクロフィルムをセット。ファインダーに写るのは当然カラー、でもフィルムに写るのはモノクロ。いつもの「あたりまえ」と違う感覚に「どのように写るんだろう」と思いながらシャッターを押してました。
通常、このような天気だとカラーのバランスが偏ってしまったりするのですが、モノクロだったらそんなことを考える必要はありません。また、伊丹の出発ロビーとラ・ソーラを結ぶ階段の途中に今は入れないフィンガーへの入口があります。その場所は17番スポットに止まっているRainbow777を同じ目の高さで見れる所ですが、当然ガラス張りのうえ、ガラスの中には縦に針金が通っていて、カラーで撮るのはちょっと・・・、というところですが、「モノクロだったら関係ないさっ」と臆することなく撮影してました。
結局その日撮影したモノクロはのEOS55 1本、EOS-3 1本の計2本。ひとつ誤算だったのは、ノースとリゾッチャがダイバートしてきた時、EOS-3に入っていたのがモノクロフィルム。本当はEOS-3で撮りたかったのですが、仕方なくEOS55での撮影となりました。
上の写真はEOS-3でその日撮影したものです。Rainbow777にフラワージェットにノースとリゾッチャ。めずらしい4機並びですがモノクロで撮ってみました。
東京に戻っていつものヨドバシに現像を出してみると、リバーサルは当日の夕方仕上がるのに対して、モノクロの仕上がりは4日後。絶対数が少ないからしようがないのでしょうが、待ち遠しい4日間でした。また、今回使用したコダックのTMAX400は指定現像液というのがあるらしく「どちらになさいますか」と聞かれて思わず(・_・;)"。通常の処理と比較すると値段が倍違うとのことで、「実際見た目違いますか?」って聞いたら「あまり変わらなかったという話は聞いたことがあります」ということだったので通常現像にしておきました。
4日間のうちにいろいろとモノクロフィルムについて調べてみると、結構奥が深いんですね、モノクロって。自分で現像、プリントができるせいもあって、現像時間や現像液の温度によって仕上がりを変えてみたり、はまるとポジ以上にディープな世界に行ってしまいそうです(^^;。
今回は初めてのモノクロとということで全部プリントしてもらいました。プリントされたモノクロのRainbow777、7色の虹がきちんと白と黒の階調で表現されていて新たな一面を見せてくれ、これからもたまにはモノクロで撮ってみたいと思っています。今回は雨でしたが、晴れの日などどのように写るのでしょうか。
今回の更新で「Rainbow777 Gallery」に「Monochrome Rainbow」追加しました。是非ともご覧下さい。


2003.8.18    伊丹 14


EOS-3 EF100-400 F4.5-5.6L IS USM x1.4Extender 絞り優先F8 TREBI400
2003/8 伊丹空港 ラ・ソーラ
カメラを買ってから、3度目の夏がやってきました。そして毎年夏の恒例になった伊丹遠征に、お盆休みを利用して行って来ました。
数えてみると今回で9回目の伊丹遠征です。そして過去8回で一度も巡り会っていないのがRW14。絶対的に数が少ない(出現率3%)ので巡り会わなくて当然なのかもしれませんが、猪名川土手側からサークリングしてアプローチしてくる姿、太陽に向かって離陸していく姿、どれをとっても魅力的なシーンです。
先に「巡り会ってない」と書きましたが、実のところ14には1度だけ出会ったことがあります。飛行機に興味を持ち始めたものの、まだカメラを買う前の出張の帰りの夜、出発までに時間があったのでラ・ソーラに出てみると、猪名川土手側からサークリングしてくる光が見え始めやがて14に滑り込みました。そして乗り合わせた東京行のA300−600Rは14Rから離陸していきました。飛び立ってすぐ大阪の街の明かりが眼下に広がったシーンは今でも目に焼き付いています。
今回9回目の伊丹遠征、春〜夏に多い14に期待して伊丹に旅立ちました。
いつも伊丹に行く時は着陸前に梅田の街が見える進行方向左側の窓側の席を取るのですが、今回は北風の天気予報にもかかわらず「まちがい」を期待して右側の席を確保。乗り合わせたDC−10が伊丹に近づくもののサークリングの気配は無く、まっすぐ32Lに着陸ヽ(´ー`)/。 到着後、ラ・ソーラに出てみるとまともな北風です。
遠征2日目。この日は朝から撮影。朝の14を期待したもののいつもの32L。しかし、しばらくすると南〜東寄りの風が吹き始めました。「よしよし」と思いながら猪名川土手に行ってみたりしたものの相変わらず32。その後千里川土手に戻って撮影し、スカイランドHARADAへ。屋上に上がってみるとさっきより南東の風が強くなっており滑走路上の吹き流しも北へ向かって流れており、スカイランドHARADAから見える風向風速計も強い南風を示しています。
「これは14になるのは時間の問題、猪名川土手まで自転車でダッシュして15分。その間にRainbow777の発着とぶつからなければいいけど」などともう気分はすっかり14です。しかし、いつまで待っても32のまま。「テイルウィンドは危険だよ(-_-#)、ランチェン、ランチェン、14.14」と心の中でぶづぶつつぶやきながら待ち続けていたものの、しばらくしたら北風に変わり始めこの日の14の夢は終わりを告げました。
遠征3日目、この日は朝から冷たい雨。当然北風。おまけに視程は最悪。14になる理由が見あたりません。傘をさしながらラ・ソーラで雨に濡れながら撮影していてだいぶテンションも下がってきたお昼頃、「このRainbow777の離陸を撮ったら、ひとまず撮影は切り上げよう」と思っていた頃、18番スポットからプッシュバックが始まりました。しかし、いつもと向きが違い、機首を北側に向けてプッシュバックが終わりました。誘導路上に何か障害があるという情報は耳にしていたので「ぐるっと向きを変えていつもと違ったルートで32Lに向かうのかな」などと思っていましたが、機体は静止し一向にその気配はありません。機首は明らかに14R側に向いています。「もしや・・・・」と思いながらATISを聞いてみるものの 32のまま。着陸機は32Lに引き続き降りてきます。するとRainbow777の後ろにもう1機やってきて、さらにもう2機やってきて、計4機が並びました。「?????・・・」。着陸機が一段落するとタワーから交信。「JapanAir 11X Cross 14L」。「えっ、14(・_・;)」そして「Japan Air 11X Taxi into Posion 14Right」。
「\(^o^)/14だー!!\(^◇^)/」初めてエアバンドから「14Right」という単語を聞きました。そこから先はもう興奮状態。相変わらず雨が降っていて傘をさしていたものの、濡れないようにさしてる場合じゃありません。「Cleard for Takeoff 14Right」のコール。「さぁ、来いっ」とカメラを構えます。Rainbow777がゆっくり滑走を始め、水しぶきを上げながらスピードを上げていきます。何枚かシャッターを押した後、一瞬レンズを見ると既にびしょ濡れ。「カメラが壊れてもいいから、この一瞬だけもってくれ〜」と願いながらシャッターを押し続けました。やがて機体は南の空へ消えていき「ふぅーっ」とため息をつきながらも、「やったー、ついに14のRainbow777を撮った〜」と頬がゆるんでいる自分に気がつきました。
上の写真は14に向かって静止しているRainbow777です。この時はまだ14かどうかは半信半疑でした。結局その時に並んだ4機が14からの離陸でその後はいつも通りの32に戻りました。14でテンションが上がってその後もしばらく撮影していましたが、相変わらずの雨で再びだれてきた頃、今度は関空クローズでノースとリゾッチャがダイバート。再びテンションがあがって、結局その2機が離陸する19時前まで撮影し、20時の便で東京に戻りました。
結局この日は終日雨でしたが、14とダイバートのおかげで忘れられない1日となりました。今度はなんとしても14の着陸を撮影したいものです。
2003.8.9    2003夏、到来


EOS-3 EF400 F5.6L USM E100VS シャッター優先1/640
2003/8 羽田空港 城南島
長かった今年の梅雨もようやく明け夏がやってきました。今日はついでに台風もやってきてしまいましたが(^^;
7月にEF400mm F5.6L EF20-35mm F3.5-4.5 EF28-105 F3.5-4.5 EF Extender 2X PB-E1といった機材を導入したものの、週末になると天気が悪く、しばらく宝の持ち腐れでしたが、夏本番になってこれらの新機材達がどんなRainbow777を切り取ってくれるのかとても楽しみです。
とくにEF400mm F5.6L。撮影機材のページやBBSにも書きましたが、以前からずっと欲しかったレンズです。レンズの構成枚数が6群7枚と少ないせいか、ファインダーをのぞいただけでもズームレンズとは違った世界を見せてくれます。驚いたのがExtender 2Xをつけた時です。開放F値がF11になってしまうためMFになってしまうのですが、今まででこれほどMFがしやすかったことはありませんでした。MFカメラを知らない私はこれまでMFでピントを合わせても、「おそらく合っているんだろうな」という認識でしかありませんでしたが、今回EF400mm F5.6LでMFをしてみて初めて「ピントを合わせる」ということを実感し、「ピントが合っている」ことを確信できるようになりました。MFの時代には当たり前のことだったのでしょうが、AFの時代になってファインダーへの光量が減ってきたなかで、「しっかり」とMFを体験できたのは感激ものでした。
ただ、MF経験がほとんど無い私には、飛んでいる飛行機にピントを合わせ続けることは至難の業で、できあがったポジを見てピンボケの連発に頭を抱えてしまいました。まだまだ精進が必要です。
上の写真は、EF400mm F5.6Lで撮影した写真です。こちらはExtenderをつけてないのでAFです。城南島ではこれまで何度も撮影した定番アングルですが、EF400mm F5.6Lのデビュー戦ということで記念写真のような気持ちで撮影してみました。機体がだいぶ薄汚れてきているので、このレンズならではの発色があまり発揮されていないのがちょっと残念です。
2003.7.21    あかつき埠頭公園


EOS-3 EF300 F4L USM x1.4Extender E100VS シャッター優先1/640
2003/6 羽田空港 あかつき埠頭公園
相変わらずの梅雨空が続き、ここ1ヶ月以上撮影に行ってません。前回撮影に行った時の写真を今回アップしましたが その時に初めて行ったのがあかつき埠頭公園です。場所は中央防波堤埋め立て地の北側で、お台場の南のはずれといった方がわかりやすいかもしれません。
羽田の16Lのサークリングアプローチの際の、Rainbow777の左側を撮れる場所を城南島以外でずっと探していて、みなとヶ丘埠頭公園などにも行きましたが左側を撮るには手持ちのレンズでは結構遠く、やっぱ船に乗るしかないかな〜と考え始めていた頃、湾岸地域の地図を見ていてみつけました。ゆりかもめの東京テレポート駅から南に向かって徒歩20分。重い機材を担いでの20分はけっこうしんどいですが、道すがら頭上をサークリングアプローチしていく姿を楽しむことが出来ます。
この場所は江東VOR の北側に当たるため、必ず飛行機が通過しますので、シャッターチャンスを逃すことはありません。上の写真はそこから撮影した写真です。 公園の北側には木がありそこに隠れてしまうためサークリングの姿は撮れませんが、ターンが終わって着陸する直前を再び撮影できます。 ただ、結構距離があるので1000mm(!?)近くの焦点距離が必要になります。サークリング前を撮影するなら、午後が順光、着陸寸前を撮るなら午後、順光になります。
上の写真を撮影した日は、前日の天気予報では晴れの予報だったのに朝から曇り空。一日も早く梅雨が明けて夏の青空の下、新兵器EF400mmF5.6L&2倍エクステンダーで撮影したいものですが、どうやら梅雨明けは遅れそうな雰囲気。いったい いつになることやら・・。
2003.6.8    最近気になってたこと


EOS-3 EF24-85 F3.5-4.5 USM E100VS 絞り優先F5.6
2003/5 羽田空港 JA010D機内
このサイトがオープンしたのが2002年10月16日、すでに8ヶ月近く過ぎました。この頃には既にJJ新塗装が発表になっており、私の中での最大の関心事は「いつRainbow777の新塗装への塗り替えが始まるか」ということでした。
幸いにも4月からのJJ新体制になってからも塗り替え機は発生せず、楽観視をしていましたが、5月の時刻表を見ていてひとつ気になる機材変更を見つけました。鹿児島全3便5/25〜6/2A300-600Rにて運航。これまでも重整備と思われる機材変更はちょくちょくありましたがせいぜい4〜5日。9日間の機材変更が何を意味するのか、深く考える間もなく「塗装変更」「レインボーシート撤去」の2つが浮かんできます。
最近機体の汚れがひどくなり、特にJA8978の右側は見るも無惨です。5月のJASの卓上カレンダーはRainbow777、真っ白な胴体に鮮やかな虹の帯、この姿は今はどの機体にも見られず、塗装変更が前提になっていることが明白でした。6/3になって鹿児島便の空席状況を確認すると機材がRainbow777に戻っています。果たして塗り替えがあったのか無かったのか。この日は平日なので当然仕事。もやもやした想いを抱えながらも、ある部分では覚悟を決めて、飛行機関連の掲示板等でどきどきしながら情報収集してました。

しかし2〜3日経ってもそれに関する情報はどこにも見受けられません。新塗装に関することは今ファンの間ではそれなりの関心事、ましてRainbow777の塗装変更となると私以外にも気にしている方は大勢いるはずなので何か動きがあればすぐに書き込みがあるはずです。しかし無い。この時点で決めた覚悟は捨て去りました。「おそらく塗り替えは無かったのだろう」という安堵感が80%と「もしかしたら平日なので誰も目撃していないだけなのかも・・」という不安感20%の心理構成に変わり、その20%の不安を払拭すべく7日の土曜日に羽田に撮影に行きました。

朝の8時過ぎに新整備場に到着。8時台は3便の出発と2便の到着があります。出発3機は目視にて無事を確認。レジをRainbow777時刻表に書き込みます。そして到着機、タワーとの交信を聞きながら到着の時を待ちます。C滑走路の方を見つめながら「Contact Ground・・」が聞こえてきた頃にいつもの尾翼が見えてきて一安心。これで4機無事。続いての到着便、同じ思いで待ちながらこちらも無事を確認。これで5機。残りは2機。場所を1番スポットのあたりに移動して熊本からの到着便を待ちます。この時は出発機を撮ろうとしていたので、エアバンドはA滑走路側を聞いていたので到着は目視のみ。C滑走路側から新塗装機が来るたびにドキッとしてカメラを望遠鏡代わりにのぞくと「A300じゃん」と安心した反面、どう見ても777-200の機体が来た時はレジが確認できるまで見つめ続けてRainbow777のレジじゃ無いことを確認して一安心。そして虹色の機体がやってきた時、ホッとしてシャッターを押しました。
これであと1機。朝の7時半に伊丹に向かった便のみ。これが羽田に帰ってくるのが10時半。次の撮影ポイントに移動しなくては行けないので、最後の1機の確認はしばらくお預けです。この便が再び羽田に帰ってくるのは13時半。この時点で6機無事。一番汚かったJA8978もその中に含まれていたので「もう大丈夫だろう」と楽観視しながら残る1機JA8979を待ちます。そして13時半。到着前に16Lから22へランチェンになったせいか少し遅れて到着したJA8979は、これまでと同じ姿で羽田に降りてきてくれました。
これで7機全部無事。\(^o^)/

それ以降は安心して日没まで撮影することができました。
しかし、帰りの電車の中で時刻表をあらためて見てみると、7.8月は大きな機材変更はないものの、6/10〜14までの5日間、鹿児島便が A300-600Rへ機材変更になっています。この5日間の目的は何なのでしょう。この間に何も無いことを祈るばかりです。

 

2003.4.12    2003年度スタート


EOS-3 EF100-400 F4.5-5.6L IS USM E100VS 絞り優先F5.6
2003/3 羽田空港 新整備場駅付近
4月になりました。2003年度の始まりです。2002年度の最後の日、3月31日をもって「Rainbow777としてのRainbow777」の運航は終了してしまいました。 4月からはJAL便として、伊丹、新千歳、福岡へ、JAS便として鹿児島、熊本へRainbow777が運航されています。
今のところRainbow777の新塗装への噂は聞こえてきていないので、しばらくは7機揃ったRainbow777のまま撮影出来るかなと楽観的に思っています。 ただMD-90の黒沢塗装は7種類ある塗装が1機ずつ残るとの噂。この話が事実なら、是非ともRainbow777も何機か残して欲しいものです。
4月になってからはまだ撮影に行っていませんが、JAL便としての運航が中心になってしまった関係上、羽田でのスポットなどこれまでと勝手が違ってしまっているのでしばらくはとまどいそうな気がしています。また便名が変わってしまったのにも困りものです。これまでは「Airsystem 20x(10x 30X)」というコールサインがエアバンドから聞こえてくると、体がピクッと反応し、「よしっ」と気合いが入ったものですが 新しい便名を覚えなくてはいけなくなり、これまでのように体が覚えるのにはしばらく時間がかかりそうです。 そういうわけで1日も早く便名と時間帯を覚えられるように羽田用のRainbow777時刻表を作ってみました。
到着 出発
便名 
出発地
時刻
目的地
時刻
便名 
出発地
時刻
目的地
時刻
JAL102
伊丹  
07:35
羽田
08:40
JAL103
羽田
07:30
伊丹  
08:30
JAL354
福岡  
07:25
羽田
08:55
JAS571
羽田
08:00
鹿児島 
09:40
JAS300
熊本  
08:00
羽田
09:35
JAL505
羽田
08:10
札幌  
09:40
JAL106
伊丹  
09:30
羽田
10:35
JAL359
羽田
08:30
福岡  
10:15
JAL508
札幌  
10:30
羽田
12:00
JAL109
羽田
09:30
伊丹  
10:30
JAS572
鹿児島 
10:30
羽田
12:10
JAL513
羽田
10:00
札幌  
11:30
JAL110
伊丹  
11:30
羽田
12:35
JAL111
羽田
10:30
伊丹  
11:30
JAL364
福岡  
11:00
羽田
12:35
JAL113
羽田
11:30
伊丹  
12:30
JAL112
伊丹  
12:30
羽田
13:35
JAL521
羽田
13:00
札幌  
14:30
JAL514
札幌  
12:30
羽田
14:00
JAS577
羽田
13:00
鹿児島 
14:40
JAL114
伊丹  
13:30
羽田
14:35
JAL117
羽田
13:30
伊丹  
14:30
JAL118
伊丹  
15:30
羽田
16:35
JAL369
羽田
13:30
福岡  
15:10
JAL522
札幌  
15:30
羽田
17:00
JAL373
羽田
15:00
福岡  
16:40
JAS578
鹿児島 
15:30
羽田
17:10
JAS579
羽田
15:00
鹿児島 
16:40
JAL374
福岡  
15:55
羽田
17:25
JAL119
羽田
15:30
伊丹  
16:30
JAL128
伊丹  
17:20
羽田
18:25
JAL381
羽田
17:30
福岡  
19:15
JAL378
福岡  
17:30
羽田
19:05
JAL533
羽田
17:55
札幌  
19:25
JAS580
鹿児島 
17:30
羽田
19:10
JAL383
羽田
18:00
福岡  
19:45
JAL386
福岡  
20:00
羽田
21:30
JAL137
羽田
19:00
伊丹  
20:00
JAL388
福岡  
20:30
羽田
22:00
JAS313
羽田
19:15
熊本  
20:55
JAL534
札幌  
20:30
羽田
22:00
JAL893
羽田
19:55
福岡  
21:35
※03年4月13日の運航予定を元に作成しています。運航会社の都合により変更になる場合があります。
こうしてみると発着が集中している時間帯が結構あり3月までは3便連続出発だった13時台のゴールデンタイムが
4便出発のさらなるゴールデンタイムになりました。ただその反動からか14時台、16時台は少し暇になりますが、15時台、17時台は結構楽しめそうです。
上の写真は私が「Rainbow777としてのRainbow777」を撮影した最後の日の写真です。13時台のゴールデンタイムには新整備場の前のJASのスポットにRainbow777が3機鎮座していましたが、もうその光景は見られないのでしょうか。

2003.3.3    Rainbow777 Last Season


EOS-3 EF70-200 F4L USM E100VS 絞り優先F8
2003/2 新千歳空港 ターミナル4階 
前回の更新で「日本航空システム」の2003年度事業計画について書きましたが、既報どおり千歳、伊丹、福岡便はJALでの運航となり、JAL便としてRainbow777が運航され、レインボーシートは3月31日をもって廃止となります。よってRainbow777としての運航はこの3月いっぱい。4月からは「本日は日本エアシステムRainbow777にご搭乗頂きましてありがとうございます」の機内アナウンスを聞くことはありません。
そこで、今回Rainbow777としての最後の季節をカメラにおさめるため、羽田に次いでRainbow777の発着が多い福岡と雪の千歳に往復Rainbow777に乗って足を運びました。

・福岡空港
就航している便すべてがRainbow777だけあっで時刻表を見ると到着−出発−到着・・の時間間隔が余りありません。ポイントの移動とかを考えると結構忙しい反面、充実した撮影が出来ると思っていましたが、1週間前に発表された週間予報では雨の予報。「週間予報は外れることが多いから・・」と楽観視していましたが、見事に的中してしまい、当日は雨。初めのうちは小降りで傘をさしながら何とか撮影していましたが、だんだんひどくなってきて屋根のあるところでの撮影を余儀なくされました。まつしのさん作成の「福岡空港撮影ガイド」を片手に、RWY34側での撮影も考えていたのですが、視界が悪く34になったのは一瞬だけで、また34側は雨から逃げ込む場所が無いので、0番スポットの丘、国内線、国際線ターミナルでの撮影となりました。雨という悪条件ではありましたが、そもそも羽田では雨の日はまず撮影に行かないので、機体への距離が近い福岡で雨の日ならではの写真が撮れたと一応満足しています。ただ、青空の下、福岡の街を飛ぶ様々なRainbow777を撮影できなかったことは残念です。
その翌日と翌々日の朝、アクシオン福岡にも足を運びました。まだ暗いうちにアクシオンに着き、カメラをセットして日の出の時を待ちます。Rainbow777の一番機は7時10分。ちょうど日の出の時間帯です。高感度フィルムをセットして何とか撮影、次のRainbow777は8時5分。この頃にはもう充分明るくなっていていつものE100VSで撮影できました。撮影してみての印象は「ここはすげーっ」の一言につきます。ローリングからテイクオフ、ギアアップそして飛行機の姿が見えなくなるまでの一部始終を高台から撮影できるこの場所は、他の空港には見られない素晴らしいポイントで、これだけでも福岡で撮影した価値がありました。

・新千歳空港
前回11月に行った時、多少の雪景色を期待していたのですが、全く雪は無し。来年の今頃はもう今年のように撮影できないと思い、千歳に足を運びました。Rainbow777に乗って千歳に着いた時、天気は晴れ。前日の到着時刻頃の天気予報では雪と出ていたので雪の中のRaimbow777を間近に撮影できるかもと期待していたのですが、ちょっと肩すかしです。この日の使用滑走路は19。展望デッキは冬季閉鎖中なのでターミナルビルの4階から撮影です。上の写真がその時の撮影です。外周からの撮影は翌日の予定だったので、上の写真のRainbow777の出発後、丘珠へ「青いYS最後の冬」を撮影するため電車で札幌に向かいました。札幌に近づくにつれ空がだんだん曇ってきて、ついには雪が降り出し札幌駅に着いたら、本格的な降りになってきました。ホテルに荷物を置いて丘珠に向かい、ターミナルに着いた時はもう吹雪模様でした。初めての雪の中での撮影にとまどいながら吹雪の中撮影した「青いYS」。最後の冬のシーンとしては絶好の舞台でした。体中雪だらけになってしまいましたが・・。
翌日は「雪のRainbow777」を撮影すべく新千歳へ。天気は朝から快晴で、天気予報を見ても冬の千歳でよくある気まぐれな天気ではなく1日中晴れが続きそうです。撮影ポイントに着いて滑走路を見渡すと、一面真っ白な滑走路の向こうに前に来た時は見えなかった山々が雪をかぶった姿を見せてくれています。絶好の撮影日和です。滑走路は終日01だったので19に着陸する雪のレフ版の光をたっぷり浴びたシーンは撮影できませんでしたが、雪景色の中、雪のレフ版の光に照らされた冬の千歳らしい写真をたくさん撮影することが出来、今までの遠征で一番印象深い撮影となりました。

今回の更新で福岡空港で撮影した写真をアップしました。また「番外編」としてついにRainbow777以外の写真も何枚かアップしてしまいました。(^^;
是非ともご覧下さい。千歳の写真は次回更新時にアップする予定です。


2003.2.2    2003年度日本航空システム路線便数機材計画


EOS-3 EF300 F4L USM x1.4Extender E100VS シャッター優先1/500
2002/11 伊丹空港 滑走路西側 
先日、日本航空システムの2003年度計画が発表されました。
すでにご存じの方も多いと思いますが、その内容のうち以下の2つは私にとってショッキングな内容でした。

1 札幌、大阪 福岡路線のJAL便への統一。
2 レインボーシートの2003年3月31日をもっての廃止。

いずれも、統合の発表時から覚悟していた内容でしたが、新会社としての運航は2004年度からでそれまではJAS.JALとして運航を継続すると発表されていたので、2003年度中は安泰と思っており、 また昨年より始まった新塗装への変更もRainbow777へはまだ及んでいないため、JASのアイデンティティーとしてRainbow777は2003年度は残ると確信し始めていた矢先のことでした。
上記1に関しては、一部の便はJASの機材で運航するとの発表から、しばらくはRainbow777の機体は飛ぶでしょう。 ただ2に関してはRainbow777という商品の廃止であり、4月以降は「Raibbow777の塗装をしたBoeing777-200」になってしまい、新塗装への変更も時間の問題なのでしょう。
Rainbow777としての運航は3月31日までと「確定」してしまった今となっては、残り2ヶ月をどのように過ごしていくかを
思い悩む毎日です。
おまけに風邪をひいてしまったり、休日出勤の連続で、出撃の予定がなかなか立ちません。(T T)


2003.1.19    マニュアル露出


EOS-3 EF70-200 F4L USM E100VS M F7.1 1/160
2003/1 羽田空港 城南島 
カメラを買ってから今までカメラの露出は夜間撮影以外は、ずっとAEで撮影していました。リバーサルフィルムを使っていながら、AEでも大外しの露出という経験が無く、とりあえず白いものは白く、黒いものは黒く写っていたのでAEで撮影していたのです。
先日撮影に行った際、ご一緒させて頂いた方の「生写真」を拝見させて頂きました。拝見した写真はどれも素晴らしい写真で、その写真を撮った時の状況、思い入れなど貴重なお話を聞くことが出来ましたが、その中で印象的だったのは露出についての話です。
光や被写体の状況を的確に読みとり、それを「見たままに写る」リバーサルフィルムに写しこむ。そうして出来上がった作品はAEで撮った写真とは一味も二味も違います。でもリバーサルフィルムは露出を間違うと失敗作だらけになるフィルム。そのリスクを避けるため私はこれまでAEを使ってきましたが、逆光や朝焼けや夕焼けの写真の出来に不満を持っていたのも事実です。
ということで、先日昼間のマニュアル露出に初チャレンジしてみました。その日の羽田は南風が吹く16Lアプローチ。夕方の城南島からは、夕陽をバックにアプローチする飛行機を撮影できます。14時頃まで京浜島で撮影してから城南島へ。
しかし、移動を始めた頃から空が曇り始め、どんどん空が雲に覆われていきます。「夕陽は無理かな」と帰ろうかと思いましたが、西の空を見ると雲の切れ間が見え、「あそこから夕陽が差し込むかもしれない」と信じて城南島へ向かいました。
着いてしばらくは曇り空で仕方なくAEで撮影していましたが、16時前になると先ほど見えていた雲の切れ間から光芒が差し込みはじめました。
マニュアル露出撮影開始です。やま2さんの「やま2流撮影術」の露出のページの内容を思い出しながら、光芒の一番明るいところをスポット測光。露出インジケーターがプラス2 1/3になるように露出を調整し、飛行機が来るのを待ちます。飛行機がやってきて機体を測光。マイナス2あたりです。プラスマイナス5に収まっているので、これならGOサインです。でも、肝心の光芒の部分の上を飛行機が通過していきます。(T T) 「今日は練習だから」と気を取り直して、ATCに耳を傾けるとすでにRainbow777がタワーとの交信に入っています。
そこであることに気づきました。この露出は光芒にあわせたものであって、他の場所で通用する露出ではありません。私はファインダーに見え始めてから見えなくなるまで欲張って撮影しているので、これでは光芒の部分しか撮影できない。Rainbow777の2機前の飛行機で他の場所での露出を何とか見つけだしたものの、切り替えがうまくいくかわからないので、光芒の部分の露出にあわせてRainbow777を待ちます。
「AirSystem 10X Clear To Land」
カメラを持つ手にいつもとは少し違った力が入ります。ファインダーの中の機体が光芒の部分に近づいてきます。そして光芒にさしかかった時シャッターを押しました。上の写真はその時の写真です。現像から上がってくるといつもは順番に見るのですが、今回はこのカットを真っ先に見ました。
致命的な失敗ではありませんでした。光芒も写っているし、一応機体のマーキングも黒くつぶれずに写っています。スキャンするとレタッチの技術不足のせいで機体のマーキングがかろうじて判別出来る程度ですが・・。でも、やはりアンダー気味なのでしょうか。Rainbow777以外の飛行機でも同様でした。もう少しオーバー目にすれば、マーキングもはっきり写ったのでしょうが、光芒が飛んでしまったかもしれない。これは経験を積むしかないですね。
これから、すべてマニュアル露出撮影というわけにはいかないまでも、こういった状況の時はチャレンジしていきたいと思っています。

2003.1.12    いい空は、青い。


EOS-3 EF100-400 F4.5-5.6L IS USM x1.4Extender E100VS 絞り優先F11
2003/1 羽田空港 工事用陸橋 
これは全日空の今のキャッチコピーですが、これほど単純明快でありながら、的を得たコピーを見たのは久しぶりです。
飛行機写真を撮り始めるまでは「晴れ」と「曇り」という判断基準でしか空を見ていませんでしたが、撮り始めてからは「晴れ」でも雲一つ無い快晴もあれば、雲の間から太陽がのぞいている晴れもあれば、春の空のように霞んでいる晴れもあることに気づきました。
私個人としては、雲一つ無い快晴が好きです。写真としては雲があった方が絵になるかもしれませんが、抜けるような青空をバックに空を舞うのが飛行機の最も美しい姿だと思うのです。
今パソコンのディスプレイの上にJASのカレンダーがかかっています。1月の写真は真っ青な空を舞うRainbow777です。
年が明けてからここ数日、天気のいい日には連日「いい空」が続いています。通勤途中、仕事中、都心上空を西に向かって飛行機雲を吐きながら飛んでいく飛行機の姿をよく見かけます。それを見るたび、この空を撮影することの出来ないもどかしさに襲われ、週末の「いい空」を期待して週間予報に首ったけになってしう今日この頃です。
正月の2日に羽田に撮影に行きました。スモッグの少ない正月の空の色は普段とは少し違ってました。上の写真はその時撮影したものです。また、今回の表紙の写真のように、ディズニーランドや浦安のホテル群はもちろん、幕張メッセ、千葉まではっきりと見渡せる「いい空」でした。 しかし、その日は冷たい北風が吹き付け、寒さに震えての撮影でした。

「いい空は、寒い。」

2003.1.1    あけましておめでとうございます


EOS-3 EF100-400 F4.5-5.6L IS USM x1.4Extender E100VS 絞り優先F8
2002/12 羽田空港 城南島 
あけましておめでとうございます。
今年も「at Runway〜虹を追いかけて〜」をよろしくお願い致します。
昨年の10月にこのページをオープンして、早2ヶ月半。多くの方のアクセスを頂き感謝感激しております。また、リンクを貼って頂いた方々にも厚くお礼申し上げるとともに、あらためて今年もよろしくお願い致します。
昨年は私にとってとても充実した1年になりました。念願だったホームページをオープンして、これを通じて多くの方とふれあうことが出来、また機材面でもEOS-3やEF100-400 F4.5-5.6L IS USMを購入し、遠征も伊丹5回、千歳2回行くことが出来ました。やり残したことをあげればきりがありませんが、十分満足できる一年でした。
今年は、今までやり残したこと、技術的に出来なかったこと、心底納得できる写真を撮ること、このページを一層充実させること、等々課題が一杯です。これらの課題を一つ一つクリアしていって、また来年も新しい課題を見つけられたらと思っています。
上の写真は前回に引き続き、EF100-400 F4.5-5.6 IS USMのデビュー撮影時の写真で、このレンズで撮影した2番目のRainbow777です。新年らしい写真ではありませんが、新年ということで一応さわやか系にしてみました。
エクステンダーをつけたので、開放F8ですが、前回の写真と比較すると周辺光量の低下は起きていません。
まだまだ、このレンズについては試行錯誤の連続ですが、1日も早く自分の道具にしたいものです。

今回から「虹への想い2003」とタイトルを変更し、昨年までのページは「虹への想い2002」として別ページにしました。右上のリンクからご覧になれます。